【各野菜|保存方法一覧表】もう無駄にしない!保存のコツとは?

保存方法一覧表

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ライター

:ayaya

    管理栄養学専攻の大学を卒業後、管理栄養士として病院に勤務。
            その後、製薬会社やアパレルを経験し、現在は「食べることは生きること!」
            をモットーに、自分の周りの大切な人に向けて食のアドバイスをしたり
            自分の健康管理をしたり、日々食と健康への意識を高めています◎
            今まで野菜の保存で何度か失敗を…
          「もう無駄にしたくない!」という思いから記事にまとめることにしました☺︎
            本記事が皆様の一助けとなれば幸いです!!

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「野菜を買っても使いきれず、余った野菜を腐らせちゃう・・・」

「冷蔵庫に入れていたことをすっかり忘れてしまっていて結局捨てた・・・」

「2・3日経つといつも野菜がしなしな、変色している・・・」

と悩んでいませんか?

 

もしかしたら、正しい保存ができていないのかもしれません!

 

野菜の価格高騰が不安だからこそ、せっかく買った大切な野菜は上手に保存して

最後まで美味しく食べきりたいですよね★

 

そこで本記事では、「野菜を長持ちさせる正しい保存方法とコツ」を解説します!

 

⚫︎常識を覆す⁈長持ちさせる保存のコツが知りたい
⚫︎常温/冷蔵/冷凍の適材適所が知りたい
⚫︎手軽に見返せる、各野菜の保存方法の一覧表が欲しい
⚫︎食べられるか、食べられないかのポイントが知りたい
⚫︎冷蔵庫内のスペースの有効活用が知りたい
⚫︎栄養を無駄にしない保存方法が知りたい

 

このような人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

保存上手で、暮らし上手に!

保存上手にはれば

買い物の回数も減って、食品ロスも予防できるため、時短・節約にもなり

さらに毎日のごはんも美味しくなって良いことずくめですね◎

1.何となくで保存してない?ー保存の基礎を知るー

「冷蔵庫に入れておけば大丈夫〜」と思っているそこのあなた!!

大きな間違いですよ!

「でも、保存方法なんていちいち覚えられないな…」と、今思いましたね?

それでも、大丈夫!

保存の基礎さえ知っていれば、どんな野菜も簡単に保存できるようになっちゃいます◎

早速「保存の基礎」を見ていきましょう!

 

1−1.傷む要因7つとは

傷む要因は以下の通りです↓

❶温度

種類ごとに適した保存温度があります!

例えば、冬の根菜は「0〜5度」と低めですが、夏野菜は「5〜10度」が適温です。

冷蔵室で保存する場合、温度が低すぎても「低音障害(※)」で実が割れたり

腐敗が促進されたり、食感や風味が悪くなったりする場合があるため注意しましょう。

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(※)低温障害とは、野菜が本来の生育環境よりも低い温度で保存されることで、品質が低下してしまう生理現象のことです。例えば、きゅうり、なす、トマト、オクラ、ピーマン等が起こりやすい。

低温障害についてより詳しく知る
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❷酸素

空気に触れることで酸化し、微生物が増殖するので、傷みが早くなります!

例えば、野菜の切り口が茶色くなってしまうことが酸化です。

切り口は、空気に触れないようラップなどでピタッと包み、空気を抜くことが大切◎

 

❸湿度

野菜の鮮度を保つためには、適切な水分と乾燥のバランスが重要です! 

多くの野菜は、90%以上が水分で構成されており、水分が失われると鮮度が落ちます。

しかし、過剰な湿度はカビや腐敗を引き起こす原因に⚡︎

湿度は一般的に50%~70%が適切で

葉物野菜は高めの湿度を、根菜類は低めの湿度を好む傾向があります。

野菜ごとの適切な湿度を保つことで、鮮度を長持ちさせることができるのです!

 

❹酵素

酵素によってカビや微生物が増殖し、変色や栄養価の劣化を促し、傷みやすくなります!

野菜には色や食感、香りなどを変化させる働きを持つ酵素があります。

蒸す・茹でるなどの加熱により、酵素の働きを抑えることがあるため

保存の前に短時間の加熱をすると良いでしょう◎

 

❺微生物

野菜に含まれる微生物が、酵素や酸素などにより活性化し、傷みやすくなります!

中には有毒な成分を作り出す微生物もいるので

微生物の増殖を抑えることで、食中毒を防いでいきましょう。

 

❻光

直射日光などの光によって、温度が上昇し変質します!

高温多湿が得意な野菜はほとんどいないので

基本的には、冷暗所での保存がおすすめです◎

 

❼エチレンガス

野菜から放出される熟成を促進するガスのことで、周囲の野菜の成熟を早める働きがあ

ます!

収穫後も野菜は呼吸をしており、このガスを吸った野菜の成熟が進みすぎると腐敗につ

がってしまうのです⚡︎

このガスは、りんごやアボカドなどが多く放出しおり

逆に、きゅうりやレタスなどはこの影響を受けやすいため

別々に保存する・密閉するなどの工夫が鉄則ですよ◎

 

このように、保存方法と野菜の特性によって傷む要因も異なるんですね!

 

1−2.完璧な保存方法はない

傷む要因を全て予防できれば「完璧な保存で傷まない!」となるのでしょうか?

答えは「いいえ」です。

 

野菜も生きているため、どんな方法をとっても時間の経過とともに傷んでしまいます⚡︎

となれば早く食べることが一番良いのですが

買い溜めや一人暮らしで余ったなど

使い切るのはなかなか難しいものですよね・・・😭

 

だからこそ

「野菜が傷む要因」と「野菜それぞれの特性」を知ることが、最適な保存方法につながり
結果的に『保存上手』への一番の近道になるのです◎

 

2.長持ちさせる保存の5つのコツ

野菜を長持ちさせるコツは以下の通りです↓

❶適切な温度/場所/状態で保存する
❷余分な水分は拭き取ってから保存する
❸ペーパータオルや新聞紙、ラップ、ポリ袋を使って保存する
❹冷凍保存する
❺漬ける保存を活用する

それぞれ詳しく解説していきますね!

❶適切な温度/場所/状態で保存する

野菜にとって優しい環境に近づけて保存することがポイント!

何度も言いますが、野菜はそれぞれ風味や食感など違った特性があるように

その特性分だけ保存方法も異なります。

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例えば

⚫︎じゃがいもは10〜13℃が好き
→常温の冷暗所、また、土で育つため土をつけたまま保存すると長持ち力アップ⬆︎

⚫︎きゅうりも10〜13℃が好き
→低温障害になりやすいため秋〜冬は常温の冷暗所・夏場は冷蔵庫の野菜室◎
 また、ヘタを上にして立てて保存=育成している状態で保存するとストレスフリーで
 長持ち力アップ⬆︎
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このように、野菜ごとの特徴に合わせた「適切な温度/場所/状態で保存すること」

長持ち力アップの秘訣です!

各野菜の「適切な温度/場所/状態」をもっと知る

 

❷余分な水分は拭き取ってから保存する

微生物の繁殖を防ぐためにはこの一手間が重要!

表面が濡れている状態のままでは傷みが早くなってしまうので

余分な水分をペーパータオルなどで拭き取ってから保存することがベスト◎

 

❸ペーパータオルや新聞紙、ラップ、ポリ袋を使って保存する

野菜を美味しく食べるためには、乾燥と多湿が大敵!

野菜は水分を多く含んでおり、乾燥するとしおれやすく

逆に、湿度が高すぎると傷みやすくなります⚡︎

理想的な湿度は一般的には85~95%(野菜の種類にもよりますが)😳

乾いたペーパータオルや新聞紙、ラップ、ポリ袋で包むことで

水分の蒸発による乾燥を防ぎつつ、野菜から出る余分な水分を取るため蒸れにくくなる◎

鮮度キープUPには、ペーパータオルや新聞紙、ラップ、ポリ袋が必要不可欠ですね!!

 

❹冷凍保存する

常温や冷蔵保存で1週間の野菜も、冷凍保存では1ヶ月保存できます!

冷凍保存することで微生物の増殖による腐敗の心配が軽減され

栄養価の損失もほとんどないため

すぐに食べない新鮮な野菜はできるだけ早く冷凍することがおすすめ◎

また、繊維が固めの野菜などは、冷凍して細胞膜が壊れることで

味が染み込みやすくなったり、煮込み時間が短縮できるようになったりするので

調理の時短にもなりますね!

 

❺漬ける保存を活用する

日本に昔からある食材保存方法の一つです!

塩や酢に漬けることで微生物の増殖を抑制し、保存期間を伸ばすことができます◎

また、発酵過程で新たな栄養素が生成されたり、多様な食材・調味料で漬けることができ

たりと汎用性が高く、漬けておくだけという手軽さも魅力的!

 

3.正しい保存方法を知る

一言で保存方法とは言っても、それぞれのメリットやデメリットは異なってきます!

以下の保存方法をまとめています◎

⚫︎常温保存
⚫︎冷蔵保存
⚫︎冷凍保存
⚫︎干す保存
⚫︎漬ける保存

正しい保存方法を知ってもらうために

特徴だけでなく、コツや注意点も踏まえて解説していきますね!

 

3−1.常温保存

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POINT
キッチンの環境を理解した上で、保存方法が選択できるとGOOD!
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常温保存は、以下2種類があります!

⚫︎常温:直射日光が当たらない多湿でない場所
⚫︎冷暗所:通気性がよく日が当たらない涼しい場所

しかし、近年の住宅環境は冷房や暖房などが当たり前となり

常温と冷暗所の概念も変化してきています⚡︎

キッチンの環境を理解した上で

冷蔵庫の野菜室も合わせて保存方法を選択できるとGOOD!

 

3−2.冷蔵保存

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POINT
面倒だけど、ラップ等の一手間が鮮度キープの秘訣!
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冷蔵保存は以下4種類があります↓

⚫︎冷蔵室:青菜やきのこ類などの5℃前後の保存温度に適した野菜
⚫︎野菜室:夏野菜などの低温障害を起こしやすい野菜
⚫︎チルド室:鮮度は保ちたいが、凍らせたくない野菜
⚫︎パーシャル室:野菜というよりは肉や魚介といった生鮮食品の鮮度保存効果が高い

冷蔵保存は、基本的に10℃以下での保存が必要な野菜を保存します⭕️

微生物の増殖を抑え衛生性を高めるために、異なった温度設定がされていますが

野菜だけでなく様々なジャンルが混在しているため、

微生物の感染が広まりやすくもあります⚡︎

 

ペーパータオルや新聞紙で水分をコントロールしたり

ラップやポリ袋、密閉容器で乾燥やエチレンガスの影響を回避したりする!

この一手間が鮮度キープの秘訣なのです!!

 

3−2−1.冷蔵庫内は詰め込み厳禁!

「スペースがもうない⚡︎」なんてことはありませんか?

詰め込み厳禁の理由は以下4つです↓

❶庫内の温度にムラができる

冷気の通り道がふさがれてしまい、温度や空気の循環の悪化につながる

→庫内温度が上がり、食品が均等に冷えなくなり、傷みやすくなってしまいます⚡️

 

❷食材が重なって見えづらくなり、把握が難しくなる

奥のものが見えづらくなり、使い忘れ・ダブり買い・食品ロスに直結してしまいます⚡️

 

❸冷蔵庫自体の負担が増える

冷却効率が落ちてコンプレッサーがフル稼働!

電気代が上がる、寿命が縮まる可能性があります⚡️

 

❹不衛生になりやすい

汁漏れ・ニオイ移り・カビの発生に気づきにくくなります⚡️

庫内がパンパンだったら、トレーや棚を掃除するのも億劫になりがちですよね・・・

 

せっかく買った食材を無駄にしないためには、冷蔵庫内は詰め込み厳禁です!

冷蔵庫の有効な使い方の5つのコツを見る

 

3−3.冷凍保存

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POINT
解凍方法も合わせて保存することが重要!
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冷凍保存は以下5種類の手順があります↓

生のまま(そのまま)冷凍

洗って水気を拭いた後、生のまま冷凍する方法☝️

食べやすい大きさにカットしておくと、調理時間の短縮になりますよ◎

 

ブランチング

冷凍前に加熱処理(茹でる、炒める、蒸すetc)を短時間行ってから冷凍する方法☝️

加熱しておくことで、野菜に含まれる酵素の働き抑制・殺菌効果があったり

余分な水分を除去できるため、解凍時のべちゃっとした食感を軽減したりできます!

ただし、にんじんやピーマンといった水分が少ない野菜や

茹でたら崩れるようなトマトはそのまま冷凍することがベター◎

 

下味冷凍

調味料などで下味をつけてから冷凍する方法☝️

劣化を防ぐ効果があり◎

→野菜の細胞内外の水分を調味料が引きつけるので、氷の粒が小さくなり

 野菜へのダメージが小さくなるとともに、乾燥・酸化を予防してくれます!

キャベツやきゅうりetcは、食べやすい大きさにカットしてから塩もみし冷凍すること

で、食感をキープすることができ美味しく食べられますよ!

 

調理済み冷凍

煮物や焼き物、フライなどの調理済みのおかずを冷凍する方法☝️

食感を再現するためには最適な方法での解凍が重要ですよ◎

 

調理前冷凍

焼く、揚げるなどの加熱直前での冷凍方法☝️

凍ったままでの調理ができるため

時短にも繋がり、焼き立て・揚げたての美味しさが味わえます!

実は、冷凍保存で美味しさをキープするだけでなく

栄養素もしっかりキープすることもできるのです⭕️

*論文)野菜を冷凍して(約20秒熱湯処理した後、瞬間冷凍)、ビタミンが約1年間ほとんど減少しなかったというデータがあります)

冷凍保存することで

✅長持ち保存可能
✅調理の時短
✅栄養素キープ力UP

の効果が期待できますね!

しかし

正しい冷凍保存ができて終わりではありません✖️

「正しい解凍方法」も一緒に知ることで、冷凍保存のメリットが最大限に発揮されます!

 

3−3−1.美味しく食べる解凍のポイント

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POINT
美味しく食べるためには
食べ方や調理方法、冷凍状態に合わせて解凍することが重要です!
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解凍方法は以下6つです↓

例えば、ブロッコリーの場合
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⚫︎「生のまま冷凍」→「冷蔵庫解凍」をすると、変色し青臭くて食べることができません
⚫︎「生のまま冷凍」→「凍ったまま茹でる」をすると、食感が残っていて美味しい
⚫︎「ブランチング冷凍」→「凍ったまま茹でる」をすると、みずみずしく新鮮なまま◎
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といったように、冷凍方法と解凍方法の組み合わせによって美味しさが全然違います!

野菜の特性に合わせた冷凍方法と解凍方法で、美味しく・賢く食べましょう⭕️

【おすすめ】自家製冷凍食品で作る時短レシピ7選を見る

 

3−4.干す保存

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POINT
効率よく仕上げるには「風」がポイント!
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干す方法は、保存期間を延ばすだけでなく

水分を蒸発し旨味が凝縮されたり、栄養価も高めてくれたりします◎

また、野菜の青臭さや特有の苦味が弱まるため

野菜が苦手な方でも美味しく食べられるところが魅力です★

「なんか難しそう・・・」

と感じるかもしれませんが、意外とシンプル⭕️

初心者さんは水分の少ない野菜(にんじん・大根・ピーマン等)からチャレンジすると

失敗しにくいので、一度試してみてくださいね!

とにかく湿度が大敵⚡︎

湿度が高いとカビが発生しやすいため

ジメジメとした場所ではなく、乾燥している風通しの良い場所で干すことが鉄則です◎

【食感がクセになる⁈】自家製乾物の作り方と保存方法を見る

 

3−5.漬ける保存

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POINT
衛生対策を忘れずに!
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漬ける保存の種類は以下4つです↓

⚫︎塩漬け
⚫︎味噌漬け
⚫︎酢漬け
⚫︎オイル漬け

保存手順は、好みの調味料で漬けるだけ。あら簡単!

例えば、酢を甘酢や黒酢にすることで、味のバリエーションが増えますね◎

手軽に保存できるため、調理の時短に繋がりGOOD👌

味も勝手についているため、後1品という時のおかずに大活躍⭕️

ただし

✅野菜は30秒~1分程さっと湯通しすること
✅保存容器も煮沸しておくこと

で殺菌処理しておくことが重要!!

これで「長期間の保存って不衛生・・・」という心配もなくなりますね!

【おすすめ】ピクルスの簡単レシピ

 

4.保存アイテムの特徴と選び方

食材の乾燥や酸化を防いで、温度や湿度を保ち、目的に合わせて使える保存アイテムは

食材を長持ちさせるためには必要不可欠!

保存アイテムの特徴を活かした選び方をお伝えします☺︎

⚫️食品用ラップフィルム

「包む」時に最適で、密閉して包むことで食材の鮮度をキープできます◎

常温、冷蔵、冷凍と、食材の保存に欠かせません☝️

大小揃えておくと保存するものの量や大きさに合わせ

無駄なく使い分けることができて便利!

 

⚫️ポリ袋・保存袋・冷凍用保存袋

冷気や乾燥から食材を守ります💪

食材の特徴と保存目的に合わせて使い分けができる優秀な便利アイテムの1つですね!

食材を入れたら、空気を抜いて密閉することで鮮度をキープUP◎

 

⚫️新聞紙・ペーパータオル

ペーパータオルを水で濡らし包むことで温度と湿度をコントロールしたり

余分な水分を拭き取ったりする時に使用します⭕️

そのまま使用することで、過度な冷気や乾燥を防ぐ効果も◎

大きな野菜や泥付きの野菜などを保存したい時は新聞紙がおすすめ👌

「新聞紙がない⁈」という場合は、ペーパータオルで代用可能!

 

⚫️保存容器

密閉できるため、周りの食材のニオイ移りを防ぐ!

ラップでは包みにくい食材、小さい食材、着けておきたい食材などの保存には

蓋付きの保存容器がおすすめ◎

サイズや形も様々あるため便利ですね★

 

⚫️ペットボトルなどの空き容器

野菜を立てて保存する時に役立ちますよ⭕️

使用後のペットボトルを十分に洗浄し

必要なサイズにカット(切り口で指を切らないように注意⚡︎)

サイズが合う空きビン、グラスなどでもOK!

 

⚫️シリコン保存容器

環境に優しい繰り返し使えるシリコン素材もおすすめ◎

特におすすめは「Zip Top」!  

調理もできるプラチナシリコン製の保存容器!

プラチナシリコンのため、お子様やアレルギーのある方も安心して使用できます◎

また、マチが広めにデザインされており、使用する際は倒れにくく

自立するので、安定感抜群⭕️

ジップ式でフタ要らず、口が広いので洗いやすいのも魅力的ですよ!

おしゃれなデザインだけじゃない、機能性もGOOD👌

電子レンジOK、冷凍冷蔵保存も出来るので幅広く使用でき

調理から下ごしらえまでの時短に役立ちます★

毎日のお料理を楽しく、快適にしてくれること間違いなしですね!

5.各野菜|保存方法一覧表

◾️根菜類

土からの栄養分をたっぷり吸い上げて育った根菜類は
土がついている状態ならそのまま新聞紙やペーパータオルに包むと長持ちします!

常温のイメージがあるかもしれませんが、水分が抜けやすい野菜もあるため
各野菜に適した保存方法で◎

◾️葉野菜

みずみずしい美味しさを味わいたい葉野菜!
すぐにしなびたり、葉が縮んだりしてしまいますが
水を吸わせてあげる一手間で、驚くほど長持ちしますよ◎

◾️実野菜

そのまま野菜室に入れると、乾燥で水分が抜けてしまうため、ペーパータオルでしっかりと包むことがポイント!

キッチンスペースや冷蔵庫に貼っておくと、ふとした時に見返せて便利ですよ〜🎵

            ⬇︎⬇︎⬇︎

【各野菜|保存方法一覧表】早見表PDFでダウンロードする

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それでは、各野菜の保存方法と長持ちのコツを細かく見ていきましょう🙆‍♀️

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◾️じゃがいも

余った茹でじゃがいもは、潰してマッシュポテトにし冷凍にしておくことも、

調理が便利になりおすすめですよ!

じゃがいもをもっと知る!

 

◾️にんじん

皮の近くは栄養の宝庫👌

抗酸化作用の高いβ–カロテンが特に皮の近くに多く含まれています。

市販の大半がすでに皮が剥かれている状態なので

できれば皮のまま保存したり、食べたりすることで

効果的に栄養素を吸収しましょう◎

 

バランスよく栄養成分をとるには、輪切りや乱切りがGOOD⭕️

栄養素の吸収効率UPなら、油を使った調理方法がおすすめ!

にんじんをもっと知る!

 

◾️大根

大根の葉は、加熱か塩もみをして、小分けにしてラップで包みます。

冷蔵庫で3日間、冷凍庫で1ヶ月保ちますよ◎

 

大根は煮物や炒め物、漬物など様々な料理に活用できる野菜☝️

冷凍しておけばみずみずしさを保つことができますよ⭕️

 

凍ったまま使えるため

切り方を変えてストックしておくことで、調理効率をグッとUP!

大根をもっと知る!

 

◾️白菜

葉にできる黒い斑点は「ゴマ症」と呼ばれる生育家庭での生理反応です!

食べても人体に無害なので安心して食べられますよ◎

白菜をもっと知る!

 

◾️長ネギ

ねぎの辛味成分には抗酸化作用や抗菌作用などの働きがあります⭕️

揮発性が高いため、水に晒しすぎたり、切ったまま放置したりすると

成分が失われてしまい勿体無い⚡︎

切ったらすぐにラップで密閉して冷蔵庫か冷凍庫で保存しましょう◎

長ネギをもっと知る!

 

◾️レタス

刃物でカットすると、酸化してしまい変色に繋がります⚡️

手でちぎって使用することで、シャキシャキ感が楽しめ

ドレッシングともよく絡むメリットも◎

 

「レタスは気がついたらしなしなになっていた・・・」なんて事はあるあるですよね😭

 

でも、安心してください!

50度ほどの湯に1〜2分程度浸すことで復活します!

騙されたと思って一度試してみて◎

レタスをもっと知る!

 

◾️水菜

水菜は水分量が多く、傷みやすい野菜の1つです⚡️

余って使いきれなくなった場合は

すぐに冷凍する事で鮮度と保存期間をキープしましょう!

冷凍水菜はシャキシャキとした食感もしっかり残るため、スープや鍋に大活躍ですね◎

水菜をもっと知る!

 

◾️玉ねぎ

加熱する事で甘味がより引き立ちます!

玉ねぎの成分は糖質であるため、加熱すると辛味成分が分解され

より甘さが引き立つのです👌

加熱の効果だけでなく、繊維を経つようにカットする事でも甘味がアップします⭕️

「加熱」と「繊維を経つ切り方」の2つの相乗効果で

炒めてすぐに玉ねぎがあめ色になるため

スープやハンバーグのタネ、カレーなどのコク出しを短時間で行うことができますよ◎

玉ねぎをもっと知る!

 

◾️ブロッコリー

ブロッコリーのビタミンC含有量は、レモンの2倍!!

ビタミンCは加熱や水分の影響を受けやすいため

加熱時間と水に晒す時間は、短時間がおすすめ◎

ブロッコリーをもっと知る!

 

◾️キャベツ

春キャベツは甘くて柔らかいため、サラダや生食で食べることがおすすめ!

春キャベツの保存方法は通年のキャベツと同様ですが

水分が多いため、冷凍しない方が食感よく美味しく食べることができますよ◎

キャベツをもっと知る!

 

◾️トマト・ミニトマト

赤くなるほど、トマトの抗酸化力は高まる!

赤色=リコピンと呼ばれる色素のことで、体の酸化を予防してくれる効果があります👌

生食用のトマトは多くが完熟する前に収穫されているため

すぐに食べない場合は常温保存で追熟させることがおすすめです🙆‍♀️

(追熟させることで、リコピンを最大60%も増やすことができます)

 

真っ赤になり、身がずっしりと重くなったら完熟の合図⭕️

 

熟しすぎると傷みやすくなるため

すぐに食べたり、ソースなどに加工したり、工夫しましょう!

トマト・ミニトマトをもっと知る!

 

◾️きゅうり

冷凍保存する時は、カット&下味をつけて美味しさUP!

丸ごと冷凍・解凍した場合

水分でぐにゃぐにゃになり、食感が悪くなってしまいます。

冷凍するなら、薄切りにして塩もみをする事で余分な水分が抜け

シャキシャキの食感で美味しく食べることができますよ◎

きゅうりももっと知る!

 

◾️なす

キズがあるナスは栄養価が高い!!

スーパーなどで売られているナスの中に、皮に茶色のすりキズがあるものを見かけたことがありませんか?

葉や幹が擦れてできたかさぶたのようなもので

見た目は悪く傷ものとして売られていることも…

ところがキズがあった方が栄養価的には上◎

なす自身がキズを治そうと栄養分を幹から吸い上げ、ポリフェノール含有量がUP!

キズのあるなすは値段も栄養価もお得ですね!

ただし、腐っているかどうかの判断には注意しましょう⚡︎

なすをもっと知る!

 

◾️ピーマン

ピーマンのビタミンCは熱に強い!

ビタミンCは水分や熱の影響を受けやすく、思ったように摂取できないのですが

ピーマンの場合はビタミンPがビタミンCを酸化から守ってくれるため

加熱してもビタミンCが損なわれにくいのです◎

生野菜が苦手な人でも

炒めたり揚げたりした料理で、効率よくビタミンCを摂ることができますよ👌

ピーマンをもっと知る!

 

◾️オクラ

湿気に弱いオクラは、早めに使い切るか、余った分は冷凍保存することがおすすめです!

冷凍するときは、板ずりをしうぶ毛を取ることで口当たりが良くなりますよ◎

オクラをもっと知る!

 

6.NG行動/よくある質問とは?

野菜はとっても繊細…
「いつものクセ」が原因で、思ったより早く傷んでしまうことも?😭

ここでは、ありがちなNG行動よくある疑問を一緒にチェックしてみましょう!
『やってしまいがち』を見直すだけで、野菜の無駄をグッと減らせますよ⭕️

6−1.やってしまいがちなNG行動ー5選ー

❶なんでも冷蔵庫に入れる

→ダメです✖️

 気持ちはわかります😭(この記事ライター(なかがわ)も思っていた一人ですよ!笑)

 野菜ごとに育った環境が異なり、その育った環境や温度を好みます◎

 もちろん低温NGの野菜もあり、常温保存を見極めることが大事ですよ⭕️

 でも、野菜一つ一つを覚えることは大変なので

 迷ったら、その野菜がどんな環境で育ったか考えることもおすすめ👌

 また、手軽にチェックできる早見表も便利★ 

【各野菜|保存方法一覧表】早見表PDFでダウンロードする

 

❷買ったままスーパーの袋で放置

→蒸れやすく、元々ついていた微生物の繁殖が増加してしまうため、

 傷みやすくなります✖️

 袋から出して通気・調湿を行いましょう⭕️

 

❸野菜を包まずに保存

→乾燥して傷みやすくなります✖️

 また、栄養成分の流出も⚡️

 ◾️丸ごとの場合:新聞紙やペーパータオルで包む
   ◾️カットされてる場合:切り口をラップでぴっちり密閉する

 葉物野菜は野菜は、水で湿らせてペーパータオル→ラップで包むことで長持ち⭕️

 

❹水分が残った状態で保存

→野菜のほとんどが水分ですが、余分な水分は大敵⚡️

 カビや腐敗の原因となり、傷みやすくなってしまいます✖️

 保存する前に、ペーパータオルなどで水気はしっかり拭き取りましょう⭕️

 

❺冷蔵庫や冷凍庫の扉を開けている時間が長い

→冷気が逃げて庫内温度が上昇し適温が保てないので

 野菜が傷みやすくなります✖️

 食材を探すために、ついつい開ける時間が長くなってしまうもの…

 冷蔵庫内の整理整頓をして、できる限り庫内温度を一定に守ってあげましょう⭕️

【必見】冷蔵庫内の有効活用!1分でできる整理術を伝授◎

 

6−2.よくある質問

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Q1. 野菜は洗ってから保存した方がいいの?
A:基本は「洗わないで保存」が正解です!
  水分が残ると腐敗やカビの原因となり、傷むスピードが早まってしまいます⚡️
   特に泥付き野菜はそのまま新聞紙に包んで保存することが長持ちのポイント◎
   洗うのは調理の直前がベストです⭕️

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Q2. カットして保存しても問題ない?
A:カットしてもOKですが、保存方法に注意が必要です⚡️
   切り口が乾燥・酸化しやすいので、ぴったりラップで包むか
     密閉容器に入れて保存しましょう⭕️
     冷蔵保存なら、できるだけ早めに使い切ることがおすすめ!
     すぐに食べられそうにないなら、冷凍することで長持ちさせましょう👌

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Q3. 冷凍保存って味が落ちるんじゃないの?
A:野菜によっては食感や風味が落ちます⚡️
     しかし、逆に旨味や栄養価がグッとUPする野菜もあります⭕️
     レタス・きゅうり・もやしなど水分量が多い野菜は食感が悪くなるため
     冷凍前の一工夫と解凍方法がポイント!
     一方、にんじんやブロッコリーは栄養価がUP👌
     野菜ごとの特性に合わせた冷凍方法で、効果的に保存しましょう!!

【解説】正しい冷凍保存/解凍方法の組み合わせで美味しさ3倍に⁉︎

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Q4. なぜ野菜によって保存方法が違うの?
A:野菜ごとに「呼吸のしかた」や「乾燥への強さ」が違うからです⚡️
   例えば、葉物は乾燥に弱く湿度が大事
   じゃがいもなどは低温が苦手で冷蔵庫NG✖️
  「野菜の特性に合わせる保存」が長持ちの秘訣です⭕️

【野菜は生き物!】野菜のための優しい環境作りとは?

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Q5. 長持ちする野菜は何ですか?
A:じゃがいも・にんじん・カボチャ・玉ねぎ・さつまいも・ごぼうなどの
     水分量が少ないものは、比較的長持ちしやすいです⭕️
   (逆に、水菜・オクラなどの、水分の多いものは、日持ちしにくいとなりますね!)

     しかし、長持ちするだけで絶対傷まないわけではありません✖️
  「収穫時期」や「誤った保存方法」の影響で気づいたら傷んでいることも…

  見た目や手触り、臭いで鮮度を判断し、早めに美味しく食べ切ることがベスト👌

【もう安心】野菜のデッドラインを見極めよう!安心安全に食べる3つのポイント◎

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7.面倒な人・時間がない人へ

これまで「正しい野菜の保存方法」を紹介してきましたが

仕事、家事、育児で手いっぱい。
切るのも、包むのも、考えるのも・・・正直めんどくさい!

という人もいるかと思います!

わかります。みんなそうです😭

でも実は「ちょっとした仕組みを作る」だけで
野菜保存って5秒で終わる習慣に変えられるんですよ!!

完璧じゃなくていい!
冷凍しない・切らない・洗わないでもOK👌

忙しい人ほど、シンプルで続く方法が大事なのです☺️

例えば、これだけでも十分🙆‍♀️

⚫︎【葉物野菜】→ そのままペーパータオル+ポリ袋で冷蔵室へ
⚫︎【根菜】→ 新聞紙で包んで野菜室 or 暗い場所へ置くだけ
⚫︎【冷凍OK野菜】→ とりあえず切って袋に入れて冷凍!(後から料理すればOK)

「正しい保存」より「捨てない保存」マインドで!

野菜を『生かすクセ』が、あなたの冷蔵庫を知らない間に変えてくれていますよ!

まずは、にんじん1本からでもやってみませんか?🥕
保存が変われば、食べ物へのストレスも軽減でき、楽しさに変わります⭕️

「それでも行動を起こすことが難しい…」

という人は、おかずキットを試してみては?

レンジ5分の野菜たっぷりおかずキットがあなたを助けてくれます💪

8.【まとめ】もう無駄にしない!保存上手で、暮らし上手に◎

この記事では「野菜の正しい保存方法と長持ちさせるコツ」を紹介しました⭕️

覚えていますか?

『長持ちさせる保存の5つのコツ』

❶適切な温度/場所/状態で保存する
❷余分な水分は拭き取ってから保存する
❸ペーパータオルや新聞紙、ポリ袋を使って保存する
❹冷凍保存する
❺漬ける保存を活用する

「正しく保存」できれば、良いことづくめ☝️

野菜の個性を活かした保存ができるとーーー

⚫︎最後までムダなく美味しく食べられる
⚫︎ 捨ててしまう罪悪感が減る
⚫︎ 食材を余さず使い切れる
⚫︎ 食費のムダも、買い物の手間も減る
⚫︎ 毎日の料理がもっとラクに◎

 

あれ?だんだん実践してみたくなってきたんじゃない?

気づけば「難しそうという抵抗感」から「試してみたいという期待感」に◎

そんなあなたにピッタリ!

野菜宅配サービスをやってみるのはいかがでしょうか?

契約農家さんの新鮮野菜が定期でお家に届きます!

ここでしか手に入らない珍しい野菜や旬の野菜にも出会えるのが魅力的◎

どんな野菜が入っているかは届くまでのお楽しみです★

野菜宅配サービスで、いつもの食卓がさらに楽しくなること間違いなしですね☺️

野菜を大事にすることは、自分の暮らしを大事にすること。


さあ、今日からあなたも「保存上手」で「暮らし上手」になりませんか?

ぜひ、あなたの毎日に取り入れてみてくださいね◎

 

【参考文献】
*<論文>
辻村卓、荒井京子、小松原晴美、笠井孝正:冷凍あるいは凍結乾燥処理した野菜・果実中のビタミン含有量に及ぼす通年貯蔵の影響、日本食品低温保蔵学会誌、Vol.23、No.1(1997)https://www.jstage.jst.go.jp/article/jafps1997/23/1/23_1_35/_article/-char/ja/
⚫︎徳江千代子『もっとおいしく、ながーく安心 食品の保存テク』朝日新聞出版(2025年)
⚫︎島本美由紀『食品ロスをなくして節約!野菜が長持ち&使い切るコツ、教えます!』小学科(2020年)
⚫︎鈴木徹『無駄にしない!おいしく食べ切る!冷凍保存&解凍テク』朝日新聞出版(2024年)
⚫︎沼津えり『食品長持ち保存術 』主婦の友社(2024年)
⚫︎矢﨑謙三『調理 保存 食べ方で 栄養を捨てない食材のトリセツ』主婦の友社(2018年)

 

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